槐(えんじゅ)の木
マメ科の落葉高木です。
植物園の駐車場の前にありました。
葉は羽状複葉で、小葉は長卵形です。
夏に、黄白色の小花が群生して咲き、くびれたさやのある実がなります。
高級銘木として知られている槐 (えんじゅ) の木は昔、お面などを槐の木で彫刻し、家の鬼門に置いた事から、「木」辺に「鬼」で、槐(えんじゅ)と書かれます。
また、延寿と書いて、長寿や安産のお守りに使われたことがあり、難産の時は、この木の枝を握らせると、苦しまずに赤ちゃんが産めると言う事のようです。
この事から槐の木は魔除け・長寿・安産・幸せの木として大変喜ばれています。
家に侵入しようとする鬼を防いでくれるという伝説もあります。
昔、魔よけとして一家に1本は植えていたと言う事です。
槐の木は延寿(長生き)・縁授(縁を授かる)などの漢字をつかって表すこともあり、大変縁起の良い木で、魔よけの木、幸せの木として親しまれています。この木を細工して身に付ける事で災難から守ってくれます。
透き通ったこの実は、とても綺麗でお豆そっくりです!