うだつの町並み
「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、江戸時代には、裕福な商家が競ってうだつをつくり、店の繁栄や社会的地位のシンボル的な存在になった。
「うだつがあがらない」と言うことわざは、土塀のように突き出す卯字型の防火壁のことを「卯建(うだて)」と言い、この壁のある家は上位の建築だから「出世する」といわれていた。それを打ち消す言葉「あがらない」と合わせてうまれた言葉!なので「うだつがあがらない」とは、ここから始まったらしい。
また、脇町ではうだつのほかにも虫籠窓(むしこまど)、格子造り(こうしづくり)、蔀戸(しとみど)など旧家ならではの建築風景を心ゆくまで堪能することができる。うだつの歴史や文化に触れながら、懐かしさや落ち着いた雰囲気を感じつつぶらりと町歩きを楽しむ事とした。
うだつの町並みに面する吉田家屋は、吉田直兵衛が1792年(寛政4年)に創業した藍商で、屋号を佐直とした。
藍商は、藍染めの原料を販売する商人で、幕末から明治にかけて大いに繁盛した。
そして、吉田家屋は、商家としてはかなり広く、中には商談に使ったみせのまや帳場などが残されている。
9時から放送されている浅見光彦シリーズがここ脇町の吉田家屋舞台として”藍色回廊殺人事件”が撮影された。徳島県脇町にある「あんみつ館」という”ランの花の展示/販売店”が作品上では「かぐやひめ館」と名前を変えて登場してくるらしい!
藍草(蓼藍)の葉に水を打ち、百日程かけて醗酵させた藍染めの原料!
”すくも”を作る人を”藍師”と言う!
代表的な産地は四国徳島だが、現在は藍師の数も少なくなり困っているらしい!
3月26日(月)の放送が予定!楽しみだ!