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「障害」の漢字2文字のうち「害」は害虫を表すという意味で、「厄介者」を意味するということで以前から障がい者の中でも嫌な漢字であると言うことで討論されてきました。
そういった中、現在障がい者など福祉手当てなどでもいろいろ横領などの事件も取りざたされ、国・県市町村などの職員が多く懲戒免職になったりしております。
障がい者の取り巻く環境はたいへん厳しく、職業一つにしても限られており、給料面においても十分な支払いはされていないというのが紛れもない現状でしょう。
この「害」と言う漢字について、高次脳機能障がい者の家族会でも、昨年の総会で討論がなされ、優しく響くようにと「がい」と「ひらがな」で書こうと決まりました。
国語学者の方やまた、ある県知事からも漢字を「碍」に変えた方がと言うことで国に申し入れされているそうですが、「障害」の漢字を「碍」(石壁に毎日もたれ一寸ためらっているというニュアンスから)に、いくら漢字一つを変更したところで、何も障がい者に対する環境整備がなされない限り、また、手当て金などの横領事件がなくならない限り、いくら綺麗事で飾っても、わが国の福祉の充実は寂しいものでしょう。
「漢字のケア」より「心のケア」の方に力を傾注して欲しいものです。