讃州井筒屋敷母屋の歴史と調度品展
讃州井筒屋敷母屋で「旧井筒屋敷の歴史と調度品展」が開催されている。
佐野家の屋号で元禄5年に引田浦に醤油醸造として創業し、当時は関東地方まで”引田醤油”の名を広めたらしい。江戸時代からは清酒の醸造をしていたらしく大正2年から本格的に手掛けて、今の東讃(香川県東部)随一の地主・商家として繁栄したらしい。
その江戸時代から昭和初期の旧井筒屋の貴重な調度品のうち、今回40点を特別公開があるらしい。
この屋敷建物や庭の随所に職人の「技」が見られるこの讃州井筒屋敷
10月17日と18日の二日間県内外の作家たちが、日々の「ものづくり」から生まれた作品を持って集まるという。讃州井筒屋敷を創り上げた職人の「技」と作家達の「ものづくり」の信念はたいへんなものである。
今、この讃州井筒屋敷(旧佐野邸)江戸時代から醤油・酒の醸造で繁栄を極めた商家の佇まい、当時の面影をそのままに見せてくれている。
今回初めて奥座敷から入って見学してみた。中庭には佐野翁の銅像があり、網代組で土堀されていた。
御成門も見事で、奥座敷の縁先のすばらしい手水鉢、橋杭燈籠(擬宝珠灯籠)などいろいろな燈籠が数多くある。
この屋敷を一つずつ見ていくと、いかに古くから造られ、大金を賭けられたかが良くわかる。