無樓子(むくろじ)で数珠
今年も銀杏が黄色く色付き段々と秋らしくなってきた。
このお寺にはラッパ銀杏と言う珍しい銀杏がある。
昨年はたくさんラッパ銀杏も拾うことも出来たが、今年は綺麗に境内が掃除されていたため、あまり多くを拾うことが出来なかった。このラッパ銀杏は普通の銀杏の葉と違って葉がラッパの形をしている珍しいものである。
香川県三木町氷上福万にある常光寺のラッパ銀杏も有名である。
四国でもあまり見る事がない!
このお寺は徳島県の美馬市にある安楽寺の兄弟のお寺だそうだ!
今年国文祭で能舞台がもようされたお寺だ!能の話で盛り上がった!
近くに住むお方なのか、側に来ていろいろこのお寺の謂れなどを教えて頂いた。
まもなくこのお寺の無樓子(むくろじ)の実も銀杏と共に落ちている事だろう。そう思って、むくろじの実を拾いに出かけた。
木にはむくろじの実はもう何も残ってなくて、残念がっていると、そのお方が何を作るのか尋ねられ、説明をしたところ、むくろじのある場所を教えてくれた。たくさんあった!!
遥々遠くから来た甲斐があった!うれしい\(^o^)/
クロガネモチ(黒鉄黐)=「香川県の方では,シチジョウ(ヒチジョウ)(左)と呼んでいる。
高さ 10 メートルくらいになる木で,春に淡紫白色の花をつけ,冬に赤い実をつける。葉はやや厚ぼったく表面につやがあり、樹皮は白っぽくなめらかで三木町の町木である。クロガネモチは、モッコクと並んで吉祥の木とされ、境内や庭園によく植えられている。」と、説明された。
お返しに、「むくろじはその昔、江戸時代でも石けんは非常に高価なものだったようで、庶民は「むくろじ」(羽根突羽の黒球の部分)や「トチの実」でシャボン玉を作っていたとの事ですね!」と言うと、ご老人が若いのになぜそんなことを知っているのか不思議がっていた。私の方がこの方はこのお寺の何なのだろう?こちらが不思議に感じていた。
結局このお方のおかげで、今年たくさん拾うことが出来、昨年出来なかった数珠作りに、今年もう一度挑戦して、私はこのむくろじを使って数珠を作ろうと思っています。
ガンバ!