秋祭り「ちょうさ」
「チョウサじゃ! チョウサじゃ!」の掛け声とともに、勇ましくぶつかり合う
このチョウサ(山車付き太鼓台)には、台車が付いており、町内練り歩く時は引っ張る。
昔道路を舗装していない時は、2個の車輪が穴に入る度に太鼓台が揺れると言う!
讃岐(さぬき)では、秋、今刀比羅宮(ことひらぐう)の大祭を皮切りに、各地で祭りが開かれる。
その一番のスターが、通りを練り歩き、氏神に奉納される太鼓台だ。
高さ十メートル、重さ四トン。手摺(てすり)からはきらびやかな虎や竜の刺繍入りの布団がのぞき、屋根の四隅を太い括りで結んだ百人がかりで曳く大山車(だし)である。
このその熱気と華麗さが伝わってくる太鼓台を、土地の人はチョウサと呼ぶ。
屋台には巨大な太鼓と4人の太鼓叩きが乗り、彼等は祭の先ぶれとして常に清めの太鼓を打ちならす。
揺れる太鼓台の中で、太鼓を打ち続けるのが子供の役割だ。
神社の中では、台車が外され凡そ100人ほどで担いで神社の周りを廻ったり、塚の上に担いで上ったり、時には、太鼓台を頭上まで差し上げる。
見ていると、房が揺れて大変綺麗で優雅である。
担ぐ方は、息を合わせて力のベクトルを合わさないと上手く差し上げられない。これをやるのを、『担き比べ』と言うらしい。揃いの法被で身をかためた自治会のメンバー全員で差し上げた時には、何とも例えようの無い充実感で一杯になると言う。
土曜はまんのう町全部のチョウサ12台が集まってかき比べ大会をするらしい。
普段は引っ張って練り歩くだけのチョウサだが、そのときは全長10m~15mのチョウサを持ち上げ、かき比べあうのだ。
昨年このチョウサが「道の駅とよはま」で飾られていたのを見る事が出来た。
今年はまんのう町で見ることが出来た。
蕎麦の花も咲いて、まもなくこの花が実りを持つと、収穫の秋が始まる!
そして、曼珠沙華も真っ赤な花を田舎道の脇に群生しているが、町中でも空き地や家庭の庭等に見かける事が多くなった。