湖上に立つ浮御堂
近江八景「堅田の落雁」で名高い浮御堂は、寺名を海門山満月寺と言う。平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したらしい。お堂が湖の上に浮いているように見えることから名づけられた近江八景の一つ。
現在の建物は昭和12年の再建されたもので、昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒を今もそのまま残している。境内の観音堂には、1000点もの重要文化財である阿弥陀仏の聖観音座像が祭られていると言う。
浮御堂の山門のそばに、五月雨に濡れた浮御堂の美しさを詠んだ青畝の向碑が立っていた。
「五月雨の 雨垂ばかり 浮御堂」
拝観料300円が必要
JR堅田駅から江若バス町内循環バスで8分くらい、堅田出町下車、徒歩5分