四国霊場第八十二番札所根来寺の秋の紅葉
今は札所めぐりの方々に混じり、ここの紅葉を見にたくさんの方が訪れており、車でのここの駐車場に乗り入れることは制限されていました。
仕方なく車は少し上まで行って、道路のわきに止め、根来寺まで歩いて行くことに決めたのです。
しばらくここには訪れてなかったので、異様な怪獣が山門のわきに立っており驚きました。
この怪獣は根来寺の伝説に出てくるという”牛鬼(ウシオニ)”というこの地方の怪獣だそうです。
大変怖そうなのですが、この怪獣の角が今では魔除けのお守りとして、この寺には奉納されているということのようです。
この牛鬼の姿が印刷された手ぬぐいは、このお寺で販売もされております。
そして、実物は見ることが出来ませんが、この牛鬼の角と掛け軸は根来寺の公式サイトで見ることが出来ます。それがコレです。
紅葉はまだ少し早かったかもしれませんが、折角ここまで来たので根来寺の上まで行くことにしました。
ここには”役の行者(エンノギョウジャ)”という像が建てられておりました。弘法大師と智証大師の二人の方がこの寺に関係しているようでした。
鐘楼の近くは見事に紅葉が進んでいました。
可愛い三歳のお遍路さんが元気に石段を歩いて本堂まで登っていきます。
真っ赤に燃える色鮮やかな紅葉もありました
”白猴欅(ハッコウケヤキ)”という樹(下右上)がこの寺にはあったようで、智証大師が開いた際にこの樹下に山王権現が現れ、白い猿が下りてきて、大師を守り創業を助けたという言い伝えがあるそうです。
この欅の木は樹齢が1600年。幹の周囲は7メートルもあるそうです。
昭和50年ころに枯れたそうでその場所に屋根をつけて置いてあるようです。
今月の末には、このお寺も境内を真っ赤に染めることでしょう。