熊谷寺の紫陽花
参道には約500株のアジサイが約6年前に植えられ、今年は少雨の影響か、花の見頃は例年より1週間ほど遅く咲いているようでした。アジサイに華やかなイメージはありません。
しかし、雨に打たれる寂し気な風情や、色の変わる謎めいた感じが日本人の感性にとけ込んで、静かにそれでいてしっかりと、私たちのこころに入り込んでいるのかもしれません
カメラマンの方がしきりに写真を写していました。
私もしばらくの間、足を止めてじっと眺めていたのでした。
アジサイの花の形が蜂の巣に似ているという事から、いつしか「商売繁盛にはあじさいを飾ると良い」とされるようになり、この事からアジサイは「金運の花」と呼ばれる。他にも『出入口に植えておくと、お金が貯まる』、『土用の丑の日の夜明けに花を摘み、軒先に吊るすとお金に不自由しない』、『家の中にアジサイを生けると、小遣いに困らない』など、様々なおまじない?があるようです。
アジサイの、花の色は白色のものもありますが、多くは土の酸性度によって、青や紫、ピンク、赤などに変化します。このような色の変化するあじさいは日本独自のもので、欧州などではアルカリ土のためほとんどがピンク系だったようです。アルカリ性は青、酸性だと赤く花が咲くと聞きます。
昨夜も県内は梅雨前線と台風の影響で全域に雲が広がり、わが街も一日中雨が降りました。そして、日中の最高気温も上がらずに、平年より3~6度低かったのではないかと思われました。
アジサイは ユキノシタ科アジサイ属 に属します。
アジサイの分類はいろいろと説があるようですが、アジサイ(ガクアジサイ・ヤマアジサイ・エゾアジサイ)とアジサイの仲間(タマアジサイ・ノリウツギ・ツルアジサイ・コアジサイなど)という分け方が一般的なようです。
花言葉は「移り気」だそうです!