「風花 古布の花展」幻想花
心に映る花の世界がいま、脇町にある「器ギャラリー&カフェ 萩の庵」で開かれています。
この風花の古布絵は失われていく古布に、見事な彩りを持った美しい花で、新しい命を吹き込んだ作品です。
たくさんの睡蓮の花に金魚を、その一つ一つすべてが江戸縮緬を切って作ってある大変細かな作品です。
「金魚は玄関に置くと外から入って来る悪いモノを食べてくれる」らしく、この古布で金魚を絵で再現されたという作品は、縁起物として買って帰られて、玄関に掛けらるお客様も多いということでした。
古い着物や古布を、小さく切ってピンセットで、一つずつていねいに何枚も何枚も張り合わせて、美しい絵の作品を作りあげられてあります。
一昨年もこの作家の福島道恵さんにお会いすることが叶い、今回も前回同様お会いできました。
その作家の福島さんから直々に、今回の作品についてお話を伺いすることが出来ました。
今回はサクラの花びらが川面に浮かんで描かれる「花筏」も描かれてあったりして、またその他にも今回はサクラの花が多かったように思います。
また、今回は前回とはまた違った作風の作品を持ち込まれており、作品展を開催されていました。
今回、行燈が持ち込まれており、和紙を貼ってから布絵を貼る行燈は大変難しいとおっしゃっていました。 そして、今回特にギャラリーに入って目に付く一番大きな行燈は、作成するのに大変ご苦労なさったそうです。
素晴らしい古布で、一つ一つ丁寧に心を込めて作られた布絵は、見事な心打たれる絵となっていました。
帰りがけに作家の福島さんから頂いたものは、パートナーである芳村思風先生(ご主人)が描かれている「百福図」の一つである、この「福」という文字に古布で桜と蝶で美しく飾り、このギャラリーでも販売されている同じ作品(注、階段箪笥の一番上)を印刷してある絵ハガキをいただきました。
期間は2013年6月9日(日)から6月25日(火)
10:00~18:00期間中無休
残りが僅かなので、実物を是非見に行って欲しいと思います。