晩秋の乳保神社
上板町の南西部、吉野町との町境、吉野川の堤防から約500m離れた乳保神社の一角にある、高さが30mあまりにも達するイチョウの老木がある。
このイチョウには木根というコブのようなものが垂れ下がっていて、その形が人や動物の乳房に似ていることから「乳イチョウ」と呼ばれている。
今この乳イチョウが黄金色に美しく輝きをみせている。
この近くに住む私の古くからの友人が、その知らせをくれたので見に行くことにした。
この友人とは久しぶりに逢ったので、日頃の積もる話もたくさんしたのであった。
その友人曰く、この大イチョウは「徳島県最大の大イチョウでもあるといわれ、樹齢は約1000年位で、国の天然記念物にも指定され、胸の病気や乳の出が悪い女性が神社に祈願し、気根の先を白紙で結ぶことにより、ご利益があると信じられている御神木として有名」であるという。
板野郡上板町瀬部字西井内763
乳保神社