うだつをいける「假屋崎省吾」2010
脇町には「卯建」と呼ばれる、藩政時代に城下町として栄えた南町に、瓦ぶき、塗り込め壁の重厚な表構えの屋敷が点在しており、その主な目的は火よけとして壁をつけた古い家並みが並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているので有名である。
この吉田家住宅でもその一つで、吉田直兵衛が寛政4年(1792)に創業した藍商。屋号を染めの原料を販売する商人で幕末から明治にかけて大いに繁盛した。佐直は、脇町で一、二の豪商であったといわれている。吉田家住宅は、平成11年に脇町指定の有形文化財になった。
そして今年も華道家でタレントの假屋崎省吾さんが、「うだつをいける」と題し、この屋敷のお部屋を使い、大谷焼きの窯元「森陶器」、シンビジュウム・オンシジュウムの「川野メリクロン」等と共に、いけばな展を盛大におこなっている。大胆で繊細な活け方は本当に人の心をひきつけるからすばらしい!