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私のゆったり生活

萩の町円政寺

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 市指定有形文化財となっているこの円政寺の建造物は正式には「円政寺内金毘羅社社殿」と呼ばれ、金毘羅社はその建立年が不詳であるようだが、入口に金毘羅社に寄進された鳥居が建っていて、それに延享2年と彫られている点や天保年間に編纂された「八江萩名所図画」に現在の社そのままの姿が描かれていることなどから少なくとも140年以前の建立と思われるという。
 山門は桁行2.42m、梁間1.34mの棟門形式で本瓦葺き、両袖に1.35mの潜門がついている。建築年代は不明な様である。
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 石燈篭は玄武岩製で高さ4.3m、さらに77cmの4段の台座上に立ち、県下最大のものである。竿の部分の竜の高彫はすばらしく、高さ1.14m、直径 52cmである。製作年代は安政5年に萩の石工五嶋吉平恒徳、同山中武祐利豊の共同製作であり、付近の町人たちが寄進したものであるとかかれてあった。

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 本殿は一間社流れ造り、檜皮葺きで桁行1.73m、梁間1.2m、主要材はケヤキ、柱は丸柱であるらしい。
 釣屋は桁行5.41m、梁間5.1mの桟瓦葺きで、内部は畳敷きである。
 拝殿は一重裳階付、入母屋造り本瓦葺き、前面庇は銅板葺き唐破風の桁行4m、梁間6.1m、柱は丸柱で本県独特の楼造り風である。このように社殿が地方色の濃い古い建物であることや神仏習合の形態が今でも見られる点では貴重な遣構であるといわれている。
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 円政寺金毘羅社天狗面が架けられてある。
 円政寺の山門を抜けて、向かって右に金毘羅社がある。
 この建物に寄ってみて、まず目に飛び込んできるのが、大きな天狗の顔で見るからに怖い!
この近所に住んでいた高杉晋作は幼少の頃、家人にしばしばここに連れられてきては、この大きな天狗の面を見せられ物怖じしないようにと躾を受けたという。
 石鳥居は花こう岩製で高さ2.8m、様式は明神鳥居で笠木・島木に反りがあり、柱には転びがあり、柱頭部には台輪がついている。建立年代は延享2年に造られてものである。
この寺の入り口には水戸黄門の助さん格さんやあの、名探偵コナンの写真が飾られて、名探偵コナンはここを舞台にされ物語が創られたようだ。
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 円政寺を少し行くと「きもののレンタル&お茶処」のお店があり、きものの着付けをしてこの町を散策させてくれるお茶も戴けるお店があった。
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by mitikusak | 2009-06-25 01:52 | たび日記

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