めずらしい江田地区に咲く赤花三椏
三椏は和紙の原料として有名で、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分岐する特徴があるため、この名があり、三枝、三又とも書くことで知られている。
本来なら三椏(みつまた)の花は黄色か白色なのに、ここに咲く三椏は赤い花で咲いている。
村の人の話では赤く咲く三椏は神山でもここを入れて3箇所らしい。
この赤く咲く三椏は赤花三椏と呼ばれ大変貴重な木であるという。
約2.6ヘクタールの園内を持ち、約900種類の草花が植栽されている、上分字金泉にある杜植物園にも三椏はあったが花が白く、杜先生に尋ねたところ、なかなかこの赤い花をつける三椏は珍しいものだということが判った。この日の神山の山々には雪がうっすら降り積もり、遠くから見るとまるで冬に桜が咲いて今がいつの季節なのかはっきりしない寒い一日だあった。
そして、この三椏の花、一体どんな風になってこんなに赤くなったのだろう?江田地区の不思議さに私はまた驚かされた。